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企画型住宅とは?規格住宅との違いや選ぶメリットを徹底解説!

住宅を建てる際、さまざまな選択肢があります。その中でも注目されているのが「企画型住宅」です。しかし、企画型住宅という言葉は聞いたことがあっても、実際にどのような住宅なのか、規格住宅とはどう違うのかなど、詳しく理解している方は少ないのではないでしょうか。本記事では、企画型住宅の特徴や規格住宅との違い、そして企画型住宅を選ぶメリットについて詳しく解説します。

企画型住宅とは

企画型住宅の特徴

企画型住宅とは、間取りや仕様、設備、価格などがある程度決まっている注文住宅の一種です。一定の規格に基づいて設計されていますが、建築主の好みや理想に合わせてカスタマイズすることができるため、要望に合った家を実現できるのが特徴です。

企画型住宅は、プロの建築家やデザイナーが設計した基本プランをベースに、居住者の生活スタイルや予算に合わせて、間取りや設備、仕上げ材などをカスタマイズできます。これにより、完全なオーダーメイドではないものの、自分らしさを反映した住まいを実現することが可能です。また、基本プランがあるため、設計費用を抑えられるのも大きなメリットといえるでしょう。

一方、フルオーダーの注文住宅は、全て一からデザインしていくタイプで、設計費用などのコストが高くなる傾向にあります。企画型住宅は、フルオーダーの注文住宅とは異なり、セミオーダータイプに分類されます。

企画型住宅の特徴

企画型住宅の主な特徴は以下の通りです。

  1. プロの建築家やデザイナーが設計した基本プランをベースとしており、一定の品質が保証されている。
  2. 間取りや設備、仕上げ材などを、居住者の生活スタイルや予算に合わせてカスタマイズできるため、自分らしさを反映した住まいを実現できる。
  3. 基本プランがあるため、設計費用を抑えられる傾向にある。
  4. 建築工期が比較的短く、スムーズに住まいを建てられる。
  5. 住宅会社によっては、家具付きプランや外構工事付きプランなども用意されているため、トータルでコーディネートされた住まいを実現しやすい。

企画型住宅は、自由度が高い注文住宅とコストを抑えられる規格住宅の中間に位置する住宅タイプといえます。

企画型住宅と規格住宅の違い

企画型住宅と規格住宅の違いの説明

企画型住宅と規格住宅は、どちらも一定の規格に基づいて設計されている点では似ていますが、いくつかの違いがあります。

デザイン性の違い

企画型住宅は、プロのデザイナーがプロデュースしているため、デザイン性が高く、おしゃれなテイストを実現できます。外観デザインや内装デザインに優れており、トレンドを取り入れた住まいを建てられるのが特徴です。一方、規格住宅は、建売住宅などのベーシックなイメージが強く、デザイン性やおしゃれさを追求する方にはあまり適していません。

カスタマイズの自由度

企画型住宅は、一定の規格内でカスタマイズが可能なため、建築主の要望を反映しやすいです。間取りの変更やオプションの追加など、ある程度自由にアレンジできるのが魅力です。対して、規格住宅は、そのままの間取りや仕様で良ければコストを抑えられるメリットがありますが、変更の自由度は低くなります。

コストの違い

一般的に、企画型住宅は規格住宅よりもコストが高くなる傾向にあります。これは、カスタマイズの自由度が高いためです。また、デザイン性の高さもコストに反映されます。ただし、フルオーダーの注文住宅に比べれば、コストを抑えられるのが企画型住宅の特徴です。

建築期間の違い

企画型住宅は、基本プランがあるため、設計段階である程度の工期が見込めます。また、住宅会社によっては、工期を短縮するための工夫を凝らしていることもあります。一方、規格住宅は、既存のプランをそのまま採用するため、建築期間が最も短くなる傾向にあります。

企画型住宅を選ぶメリット

企画型住宅のメリットの説明

企画型住宅を選ぶメリットは以下の通りです。

いちから考えなくても良い

注文住宅の場合、何もない状態からスタートするため、イメージがしにくく、具体的な要望を伝えるのが難しいことがあります。間取りや設備、デザインなど、全てを一から決めなければならないため、決断に時間がかかってしまうこともあるでしょう。一方、企画型住宅は、ある程度間取りが仕上がっているため、全体的な広さや部分的な変更点など、具体的な意見を伝えやすいのです。プロがデザインした基本プランをベースに、自分の要望を伝えればよいので、スムーズに家づくりを進められます。

例えば、注文住宅で「LDKは何帖にしたいですか?」と聞かれても、適切な広さがわからず、逆に質問を返すことがよくあります。しかし、企画型住宅なら、一般的な間取り図面を見ながら、具体的な要望を伝えられるため、打ち合わせが効率的に進みます。

オプションでカスタマイズしやすい

企画型住宅は、決まった間取りや仕様の中で、希望のオプションを追加できるため、コストアップを抑えながら自由度を高められます。例えば、間取りはそのままで、バルコニーやテラスを付けたり、キッチンや浴室の設備をグレードアップしたりと、要望に合わせて柔軟に対応できるのです。

また、企画型住宅の場合、オプションの価格が明確に提示されていることが多いため、予算管理もしやすくなります。自分の予算に合わせて、優先順位をつけてオプションを選ぶことができるでしょう。

完成イメージがしやすい

注文住宅は、図面やパース、CGを参考に決めなければならないため、完成した姿をイメージしにくいことがあります。特に、住宅建築が初めての場合、図面を見ただけでは、実際の広さや質感などを把握するのが難しいものです。しかし、企画型住宅は、そうした注文住宅のストレスを軽減する工夫がされているため、建築前に完成後の家をイメージしやすくなっています。基本プランを参考にしながら、実際に建築された家の写真や間取り図を見ることで、完成イメージを膨らませられます。

また、住宅会社によっては、VRやARを活用して、完成後の家を疑似体験できるサービスを提供していることもあります。こうした最新技術を活用することで、より具体的に完成イメージを掴むことができるでしょう。

アフターサービスが充実している

企画型住宅を提供している住宅会社の多くは、アフターサービスが充実しています。住み始めてからのメンテナンスやトラブル対応など、長期的なサポート体制が整っているのが特徴です。また、企画型住宅の場合、同じプランで建てた家が多数あるため、不具合やトラブルの事例が蓄積されています。そのため、的確なアドバイスやサポートを受けられる可能性が高くなります。

アフターサービスの充実度は、住宅会社によって異なるため、企画型住宅を選ぶ際は、アフターサービスの内容も確認しておくことをおすすめします。

企画型住宅を選ぶ際の注意点

企画型住宅を選ぶときの注意点とは

企画型住宅を選ぶ際は、以下の点に注意が必要です。

間取りや仕様の制限

企画型住宅は、基本プランがあるため、間取りや仕様に制限があります。フルオーダーの注文住宅ほどの自由度はないので、要望によっては実現が難しい場合もあります。特に、敷地の形状や周辺環境によっては、基本プランの変更が必要になることもあるでしょう。また、住宅会社によっては、オプションの種類が限られていることもあります。自分の要望に合ったオプションがない場合、追加工事が必要になり、コストアップにつながる可能性があります。

企画型住宅を検討する際は、基本プランや対応可能なオプションの範囲を確認し、自分の要望に合うかどうかを見極めることが大切です。

コストアップ

企画型住宅は、基本プランがあるため、ある程度コストが抑えられる傾向にあります。しかし、オプションを追加すれば、当然コストは上がります。特に、グレードの高い設備や仕上げ材を選ぶと、大幅なコストアップにつながることもあるでしょう。また、プランの変更やオーダーメイドの家具などを追加する場合も、追加費用が発生します。当初の予算を超えないよう、優先順位をつけて、本当に必要なオプションを選ぶことが重要です。

コストの面では、住宅会社によって差があることも覚えておきましょう。同じような基本プランでも、提供する住宅会社によって、価格が異なることがあります。複数の住宅会社の見積もりを比較し、コストパフォーマンスの高い企画型住宅を選ぶことをおすすめします。

施工会社の選択

企画型住宅を提供している施工会社は多数あります。会社によって、デザインや品質、価格、アフターサービスなどが異なるため、十分に比較検討して選ぶ必要があります。

施工会社選びの際は、以下の点に注目しましょう。

  • 実績と評判:企画型住宅の施工実績が豊富で、良い評判を得ている会社を選ぶことが大切です。口コミサイトなどを活用し、他の施主の評価を参考にするのもよいでしょう。
  • アフターサービス:アフターサービスの内容や期間、費用などを確認し、長期的なサポート体制が整っている会社を選びましょう。
  • 担当者との相性:家づくりは長期間に渡るプロジェクトです。担当者との信頼関係が築けるかどうかも、重要なポイントといえます。

信頼できる施工会社を選ぶことが、満足のいく家づくりにつながります。

まとめ

企画型住宅は、注文住宅と規格住宅の中間に位置する住宅タイプで、自由度とコストのバランスが取れているのが特徴です。間取りや仕様がある程度決まっているため、完成イメージがしやすく、打ち合わせもスムーズに進みます。また、オプションでカスタマイズしやすいため、要望に合わせて柔軟に対応できます。

一方で、間取りや仕様に制限があることや、オプションによるコストアップには注意が必要です。施工会社選びも重要なポイントです。

企画型住宅は、注文住宅のストレスを軽減しつつ、規格住宅よりも自由度が高いため、多くの人にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。家づくりを考える際は、ぜひ企画型住宅も検討してみてください。

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